DSP命令や浮動小数点演算に対応したARM Cortex-M4とST独自のFlashアクセラレータを搭載し、消費電流とコストのバランスが取れたSTM32F4アクセスラインに、最大1MBのFlashメモリと256KBのSRAMを搭載した新製品STM32F412が登場しました。最大100MHzの動作周波数でもFlashメモリから命令をゼロ・ウェイト・ステートで実行可能で、豊富な周辺機能と大容量の内蔵メモリを搭載しながら112uA/MHzという低い消費電流での動作を実現します。SDIOやデュアルQuad SPIなどの外部インタフェースを搭載しているだけでなく、LCDパラレル・インタフェースも備えており、マイコン1チップで実現するウェアラブル機器にも最適です。また、DFSDM (ΔΣモジュール用デジタルフィルタ)は、電流を多く消費するソフトウェア処理を行わずに、デジタル出力のMEMSマイクからの信号をPCMデータに変換できるため、常時ONの音声認識を低消費電力で実現することができます。
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